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二十四節気の一覧

 

■ 春「はる」は万物が発る季節


■ 立春 (りっしゅん)  2/4頃

正月節 八節  太陽視黄経 315 度

春の気たつを以て也(暦便覧)

この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが
日脚は徐々に伸び、九州や太平洋側の暖かい地方では梅が咲き始める頃である。


■ 雨水 (うすい)  2/19頃

正月中 (睦月:むつき)  太陽視黄経 330 度

陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧)

空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。
春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。


■ 啓蟄 (けいちつ)  3/6頃

二月節  太陽視黄経 345 度

陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也(暦便覧)

啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。
実際に虫が活動を始めるのはもう少し先。
柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃である。


■ 春分 (しゅんぶん)  3/21頃

二月中 二至二分 (如月:きさらぎ)  太陽視黄経 0 度

日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧)

この日をはさんで前後7日間が彼岸。
花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。
昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。


■ 清明 (せいめい)  4/5頃

三月節  太陽視黄経 15 度

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)

清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。
地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。


■ 穀雨 (こくう)  4/20頃

三月中 (弥生:やよい)  太陽視黄経 30 度

春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧)

田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。
この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。


■ 夏「なつ」は熱(ねつ)の季節


■ 立夏 (りっか)  5/6頃

四月節 八節  太陽視黄経 45 度

夏の立つがゆへ也(暦便覧)

この日から立秋の前日までが夏。野山に新緑に彩られ、
夏の気配が感じられるようになる。かえるが鳴き始め、竹の子が生えてくる頃。


■ 小満 (しょうまん)  5/21頃

四月中 (卯月:うづき)  太陽視黄経 60 度

万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)

陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。
西日本でははしり梅雨が現れる頃。


■ 芒種 (ぼうしゅ)  6/6頃

五月節  太陽視黄経 75 度

芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也(暦便覧)

稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃
という意味であるが、現在の種まきは大分早まっている。西日本では梅雨に入る頃。


■ 夏至 (げし) 6/21頃

五月中 二至二分 (皐月:さつき)  太陽視黄経 90 度

陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧)

一年中で一番昼が長い時期であるが、日本の大部分は梅雨の時期であり、
あまり実感されない。花しょうぶや紫陽花などの雨の似合う花が咲く季節である。


■ 小暑 (しょうしょ)  7/7頃

六月節  太陽視黄経 105 度

大暑来れる前なれば也(暦便覧)

梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃。集中豪雨のシーズン。
蓮の花が咲き、蝉の合唱が始まる頃である。


■ 大暑 (たいしょ)  7/23頃

六月中 (水無月:みなづき)  太陽視黄経 120 度

暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)

最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。夏の土用の時期。
学校は夏休みに入り、空には雲の峰が高々とそびえるようになる。


■ 秋「あき」は草木が紅(あか)く染まる季節


■ 立秋 (りっしゅう)  8/8頃

七月節 八節  太陽視黄経 135 度

初めて秋の気立つがゆへなれば也(暦便覧)

この日から立冬の前日までが秋。一年で一番暑い頃であるが、
一番暑いと言うことはあとは涼しくなるばかり。
暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い。


■ 処暑 (しょしょ)  8/23頃

七月中 (文月:ふみづき)  太陽視黄経 150 度

陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也(暦便覧)

処暑は暑さが止むと言う意味。萩の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹く頃だが、
台風のシーズンでもある。


■ 白露 (はくろ)  9/8頃

八月節  太陽視黄経 165 度

陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也(暦便覧)

野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。
朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。


■ 秋分 (しゅうぶん)  9/23頃

八月中 二至二分 (葉月:はづき) 太陽視黄経 180 度

陰陽の中分となれば也(暦便覧)

暑い日は減り代わりに冷気を感ずる日が増える。昼と夜の長さがほぼ同じになることで、
この日は秋彼岸の中日でもある。秋の七草が咲き揃う頃である。


■ 寒露 (かんろ)  10/8頃

九月節  太陽視黄経 195 度

陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也(暦便覧)

冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、
山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期である。


■ 霜降 (そうこう)  10/23頃

九月中 (長月:ながづき)  太陽視黄経 210 度

つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也(暦便覧)

北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。
野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃である。


■ 冬「ふゆ」は万物が冷ゆ(ひゆ)る季節


■ 立冬 (りっとう)  11/7頃

十月節 八節  太陽視黄経 225 度

冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧)

この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節。
北国や高山からは初雪の知らせも届き、関東では空っ風が吹く頃。


■ 小雪 (しょうせつ)  11/22頃

十月中 (神無月:かんなづき)  太陽視黄経 240 度

冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)

陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。
木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。


■ 大雪 (たいせつ)  12/7頃

十一月節  太陽視黄経 255 度

雪いよいよ降り重ねる折からなれば也(暦便覧)

朝夕には池や川に氷を見るようになる。大地の霜柱を踏むのもこの頃から。
山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。


■ 冬至 (とうじ)  12/22頃

十一月中 二至二分 (霜月:しもつき)  太陽視黄経 270 度

日南の限りを行て日の短きの至りなれば也(暦便覧)

一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、
古くはこの日を年の始点と考えられた。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。


■ 小寒 (しょうかん)  1/5頃

十二月節  太陽視黄経 285 度

冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也(暦便覧)

この日は寒の入り、これから節分までの期間が「寒」である。
寒さはこれからが本番。池や川の氷も厚みをます頃である。


■ 大寒 (だいかん)  1/20頃

十二月中 (師走:しわす)  太陽視黄経 300 度

冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也(暦便覧)

一年で一番寒さの厳しい頃 。逆の見方をすれば、これからは暖かくなると言うことである。
春はもう目前である。


 

■ 解説記事 ■

● 二十四節気

 二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもので、
明治5年まで使用された太陰太陽暦のひとつ、天保暦もこれを使用していました。
現在「旧暦」と呼んでいる暦もこの天保暦の焼き直しですから、
「旧暦」の日付を決定するためには、二十四節気が必要です。
この二十四節気は、今でも季節感を表す言葉として用いられることがあります
(ニュースなどで時々耳にします)。
特に、立春・春分・秋分・夏至・冬至などはなじみのある言葉でしょう
(春分・秋分は祝日とも関係ある)。

● 二至二分・八節

 二十四節気成立に先立って、二至(冬至と夏至)二分(春分と秋分)がまず考えられ、
その後に八節(二至二分に立春・立夏・立秋・立冬を加えたもの)が出来たと考えられます。
二十四節気はこれを更に細分化したものです。
八節が細分化され「十六」にならず、「二十四」になった点は、
1年が「十二ヶ月」であることから季節と暦月を関連づけるためと考えられます。

● 二十四節気と旧暦の関係

 上の表中に「正月節」、「二月中」などの記述がありますが、
「中」は旧暦の月の名前を決定するために用いられます。
原則として「二月中」を含む月は「二月」となります。

● 二十四節気の求め方

 二十四節気の求め方には1年の日数を24等分(15.22日)し
名付ける方法(恒気法)と太陽の黄道(太陽が1年で一回りする天球上の道筋)上の
位置を24等分(角度で15度)し、その点を太陽が通過する瞬間で決定する方法
(定気法)があります。
天保暦は後者を採用しておりましたので、「旧暦」の計算もこの方式(定気法)によります。


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